検査・健診の種類
子宮頸がん健診
北九州市の健診になります。※事前予約は必要ありません。
・対象者:20歳以上の女性の北九州市民の方
(会社等で子宮頸がん検診を受ける機会のない方)
・検診内容:視診、細胞診、内診
・受診回数:1年度に1回
・受診料:1,000円
ただし、次の方は受診料が免除されます。ただし、次の方は受診料が免除されます。
1.70歳以上の方(年齢を証明できるもの(健康保険証など)をご持参ください)
2.市民税非課税世帯の方(事前にお住まいの区役所で受診券の交付を受けて下さい)
3.生活保護世帯の方(事前にお住まいの区役所で受診券の交付を受けて下さい)
4.後期高齢者医療被保険者証を持っている65歳から69歳の方(後期高齢者保険証をご持参ください)
性感染検査
性行為によって感染してしまう性感染症(STD)には主に次のようなものがあります。
- 性器クラミジア感染症
- ガードネレラ腟炎
- 淋菌感染症
- HIV感染症
- 梅毒
- ヘルペス など
性感染症の中には、無症状のものやごく軽い症状しか出ないものもあり、そのために発見が遅れてしまう可能性があります。少しでも異変を感じたり不安に思うことがあったりしたら、早期の検査をおすすめします。
妊婦健診
妊娠され、子宮内に赤ちゃんの心拍が確認されたら、妊婦健診を開始します。
当院では妊婦健診を行っております。妊娠が分かったら、まずは受診して下さい。当院では分娩は取り扱っておりませんので、母体、胎児の状態に応じて適切な医療機関・連携病院へご紹介しておりますのでご安心ください。
風しん抗体検査
風しんの抗体があるかどうかを検査します(北九州市の助成制度あり)
検査ご希望の方は、お電話でお問い合わせください。
風しんとは
風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる急性の風しんウイルスによっておこる急性の発疹性感染症で、風しんへの免疫がない集団において、1人の風しん患者から5~7人にうつす強い感染力を有します。
風しんウイルスの感染経路は、飛沫感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播します。
症状は不顕性感染(感染症状を示さない)から、重篤な合併症併発まで幅広く、特に成人で発症した場合、高熱や発疹が長く続いたり、関節痛を認めるなど、小児より重症化することがあります。また、脳炎や血小板減少性紫斑病を合併するなど、入院加療を要することもあるため、決して軽視はできない疾患です。
また、風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの妊婦が風しんウイルスに感染すると、先天性風しん症候群の子どもが生まれてくる可能性が高くなります。(厚生労働省HPより抜粋)
各種ワクチン
当院では以下の感染症に対する予防接種を行っております。助成の対象や金額については北九州市のホームページでご確認下さい。
ヒト・パピローマウイルス(HPV)
子宮頸がんの95%以上は、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因です。性交渉を経験する年頃になれば、男女を問わず、多くの人々がHPVに感染します。そして、そのうち一部の女性が異形成(前がん病変)や子宮頸がんを発症することになります。HPVにはたくさんの種類がありますが、中でも16型、18型などはリスクが高く、これらのウイルスに対するワクチンが「子宮頸がんワクチン」と呼ばれるものです。ワクチンはHPVの感染を予防するもので、すでにHPVに感染している細胞からHPVを排除する効果は認められません。したがって、初めての性交渉を経験する前に接種することが最も効果的です。計3回の接種が必要で、初回から1~2か月後に2回目の接種、初回から半年後に3回目の接種を行います。
ヒトパピローマウイルス感染症にかかった場合
ヒトパピローマウイルスに感染すると、ウイルスが自然に排除されることが多いですが、そのままとどまることもあります。長い間排除されずに感染したままでいると子宮頸がんが発生すると考えられています。
子宮頸がんは、早期に発見されれば比較的治療しやすいがんですが、進行した場合には治療は難しいとされています。
当院では、シルガード9®(9価HPVワクチン)を採用しております
国内で承認されているHPVワクチンには2価、4価、9価の3種類があります。
- 2価ワクチン・・・子宮頸がんの主な原因となるHPV-16型と18型に対応
- 4価ワクチン・・・16型・18型と、良性の尖形コンジローマの原因となる6型・11型の4つの型に対応
- 9価HPVワクチン・・・16型・18型・6型・11型に加え、さらに5つの型(31/33/45/52/58型)に対応
HPVワクチン定期接種について
対象となる方へ、北九州から予防接種券が送付されています。
接種は完全予約制となりますので、接種券が届いた方はまずご連絡ください。接種券・対象者など定期接種ついては、こちらから詳細をご確認ください。
※未成年の方は保護者様とご来院下さい。
令和5年4月~ 9価HPVワクチンが定期接種になりました。
子宮頸がん予防ワクチンであるHPVワクチンの定期接種に、9価ワクチンのシルガード9が加わりました。2~4価ワクチンよりも予防できるウイルスの種類が多くなり、子宮頚癌の予防効果が高いとされているワクチンです。
接種券に「サーバリックス」「ガーダシル」のみが記載されている場合も、同じ接種券でシルガード9の接種を受けることが出来ます。お気軽にお尋ねください。
HPVワクチンの接種機会を逃された方へ
2022年4月1日から2025年3月まで、下記両方に該当される方に対してHPVワクチンの公費接種が可能になります。
・お誕生日が1997年(平成9年)4月2日~2007(平成19年)年4月1日で、北九州市に住民登録されている女性
・過去にHPVワクチン接種を合計3回受けていない
接種をご希望の方はお電話で予約をお願いします。
※未成年の方は保護者様とご来院下さい。
インフルエンザ
インフルエンザは、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状も見られます。
インフルエンザ対策には、日頃からの感染予防が重要です。
普段から手洗い・うがいをこまめに行い、日頃から栄養や睡眠を十分にとり、体力や抵抗力を高め、体調管理をし、体調不良、発熱などの症状があるときは、早めにかかりつけ医に相談しましょう。
毎年、10月頃から接種が開始されています。ホームページや院内掲示でお知らせいたします。
高齢者肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌は、肺炎、気管支炎、菌血症、敗血症、などの原因となる細菌で、高齢者の肺炎の一番の原因となっています。肺炎は、日本人の死因の「第5位」を占める病気で、年齢が上がるごとに、死亡のリスクが高まるといわれているなど、特に高齢者の重篤化が問題になっています。
肺炎球菌 が原因の肺炎は高齢者、非高齢者いずれでも頻度が高く、特に高齢者で重症化することもあるため予防方法の一つとして 肺炎球菌ワクチン が重要となっています。
接種対象者
・市内にお住まいの65歳の方(誕生日の前日から66歳になる日の前日まで)
・市内にお住まいの60歳から64歳の方で、心臓、じん臓、呼吸器の機能、ヒト免疫不全ウイルスによる免 疫機能に障害を有する方(身体障害者手帳1級程度)
注)令和5年度まで経過措置で実施していた、65歳から5歳刻みの年齢の方の公費接種は終了しました。
風しん
対象者
風しん抗体検査の結果、抗体価が低いことが判明した下記の方
- 妊娠を希望する女性(妊娠中の方を除く)
- 妊婦及び妊娠を希望する女性の夫・パートナー・同居者(生活空間を同一にする頻度が高い家族など)
- 昭和37(1962)年4月2日から昭和54(1979)年4月1日までに生まれた男性
注1)この助成制度を利用して予防接種を受けることができるのはお一人様につき1回限りです。
注2)対象者2では、妊娠希望者及び妊婦が抗体検査で風しんの感染予防に十分な免疫を保有していることが判明している場合は対象外です